【書評掲載】金融財政事情４月２日号の「書架」に当協会森会長の書評が掲載されました

金融財政事情４月２日号の「書架」に、森会長が書きました『中小企業決算の透明性と信頼性』（越智信仁編著／同文館出版）についての書評が掲載されました。

その中で森会長は、全国の中小企業・小規模事業者の稼ぐ力と自己変革力の向上に伴走支援する人材育成に取り組んできている観点から、次の点を指摘しました。

・中小企業の決算開示の透明性・信頼性向上に資する方策について、多面的に論述している。

・金融機関に対する全国規模での質問票調査の実施と論理・実務面での検証が、本書の付加価値を高めている。

・巻末にある参考資料（質問調査票）は必見であり、中小企業の情報開示の改善について、融資現場からの生の声（※）を丁寧に整理している。

（※）「書面添付や監査報告書付加の企業が増加すればスムーズな融資審査につながり、ありがたい」、「税務申告の決算データを銀行へ伝送する仕組みを標準化してほしい」など。

「地域の存続・発展には中小企業の持続的な稼ぐ力の向上が欠かせない。その後押しに向けて『中小企業決算の透明性と信頼性』を高める金融機関と税理士のさらなる連携を期待したい。」と締め括っています。