合格者の声

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2020/03/19

【相続検定】大塚 隆夫さん 全体の手続きの中での自分の占める位置が分かるので、より実務に即した提案が可能かと思います。

相続検定2級合格
大塚 隆夫さん

全体の手続きの中での自分の占める位置が分かるので、より実務に即した提案が可能かと思います。

現在のお仕事についてお聞かせください。

法人税、所得税、消費税、相続税などの調査事務に36年間従事してきましたが、現在は退職して、充電中です。税務署に再雇用されるか、税理士事務所に勤務することに将来的にはなるのかなと思いますが、経験を活かせて、コンサルティング能力が発揮できるような仕事をしたいと思っています。

 

相続検定を受験したきっかけを教えてください。

民法が改正され、学生時代に学習した内容が時代遅れになったので、相続制度に関して学び直したいと思っていたところ、第1回の相続検定が実施されることを知りました。知識を身につけるのは、実際の事例に出くわすか、試験勉強をすることが、一番効率的というのが私の持論です。実施される試験の内容が、事例形式問題もあり、実践的のようなのでこれはピッタリだと思いました。

 

学習方法で工夫したことを教えてください。

年齢を重ねると集中力に持続性がなくなるもので、30分程度を一区切りとして資格の学校TACのDVD通信講座で学習しました。また、いきなりテキストを読むのは、無味乾燥なので、とっつきやすいDVD講義の視聴をしたうえで、2,3日おいてから復習の意味でテキストに線を引きながら読みました。線を引きながら読むと、その時に記憶が残りやすいのと、試験直前に線を引いたところだけ読めばいいので、記憶力が衰えてきた私なりの工夫です。

 

学習で得られた知識や考え方を、今後どのような場面で活用していきたいですか?

例えば知人なりが、事業会社をどう承継していくかとか、不動産をどう活用していくかといった場合に、銀行や税理士、FPなどからプランニングがあったとき、そのプランニングの長所、短所、改善点を深く洞察することにより、適切な助言を行っていきたいと考えています。優秀な専門家は数多くおられると思いますが、相談者のニーズに応えているとは言いがたい面があります。介護の世界でいくら優秀なドクター、看護師、介護士、理学療法士がいてもケアマネージャーがニーズを的確に把握して段取りしなくてはいけないのと同じで、相続というゴールを見据えた上で、現在の状況に合わしたオーダーメイドの助言をしたいと思います。

 

これから受験を検討される方、合格を目指す方へのメッセージをお願いします。

司法書士、行政書士、税理士がそれぞれやっていることを、相続検定においては横断的に俯瞰できる出題範囲となっています。仮に私生活で役立てる場合でも、士業の方にポイントを突いた依頼ができると思います。また、士業の方にとっては、単に法令に従うだけでなく、全体の手続きの中での自分の占める位置が分かるので、より実務に即した提案が可能かと思います