ごえんをつなぐコラム

四格を育む⑮

“WORLD CHANGE”~第1期認定企業経営アドバイザー 加藤寛大氏の活動現場から

DATE19.04.24

前回3月7日付のコラムで、第1期認定企業経営アドバイザー加藤寛大氏が行なっている、Jリーグを目指すサッカークラブと、その地域の経済活性化を支援する活動について触れさせていただいた。今回はもう少し詳しく加藤氏の活動現場をご報告させていただきたいと思う。

このJリーグを目指すサッカークラブとは、淡路島に本拠地を置き、現在は兵庫県2部リーグに所属するFC淡路島のことだ。FC淡路島は2018年5月に設立され、2018年度のシーズンでは淡路島リーグで全勝優勝を果たし、今年兵庫県2部リーグに昇格したばかりのクラブだ。

クラブが目指すのはJリーグ参入だが、実現までの道のりは遠い。まずは県2部リーグを勝ち抜き、県1部リーグへと昇格しなければならない。そこから関西2部リーグ、関西1部リーグ、JFL(日本サッカーリーグ)を勝ち抜いて昇格していくことになる。淡路島出身で、オーナー兼選手の庄田竜氏(現35歳)は、クラブ創設時に「7年間でJ3を目指す」ことを宣言、40歳でJ3の舞台に立つことが夢なのだと意気込んでいる。

加藤氏は、FC淡路島のJリーグ参入から地元の活性化を図りたいというオーナーの熱意に共感、また若者の可能性を広げてあげたいという想いから、FC淡路島のサッカークラブとしての経営戦略の立案に参画することになったそうだ。

サッカークラブとしての事業を発展・成功させるための事業計画の策定にあたっては、企業経営アドバイザー資格の取得のために学習してきた知識や経営のノウハウが活かされているという。具体的には、クラブ経営の根幹を支える資金調達の面において、スポンサーの募集からサッカー選手個人の価値向上へのビジネスモデル作り、更には選手個人のセカンドキャリア形成のための資産運用も含めたプランニング等、企業経営におけるヒト・モノ・カネ・情報など、あらゆる角度からのノウハウを駆使して助言活動を行なっておられる。

Jリーグ創設以来、全国では多くのクラブが設立され地域密着を旗印に地元の活性化が図られている。単に競技力の向上のみならず、クラブの経営力向上が不可欠となっている現状を踏まえると、経営者を支える参謀的存在のアドバイザーの役割も非常に重要だといえる。

また加藤氏の熱い想いは、次代を担う人材の育成にも注がれている。現在、彼が運営するモンド・ディマリ株式会社では、会員制組織のもと約180名の登録があり、そのうち約30名のメンバーには、直接的に加藤氏から経営に関するノウハウが伝授されている。私が取材のため、オフィスを訪問させていただいた時には、起業を目指す7名の大学生の方々が、積極的な姿勢で真剣に講義を受けておられ、その場は熱気に包まれていた。これから起業にチャレンジしてゆく人材、つまり未来の経営者にも寄り添う、労を惜しまない加藤氏の姿は頼もしい限りだ。

ひと通りの取材を終えたのは19時を過ぎていたが、その後も翌日に控えたある有名大学の8名の大学生との座談会の資料のチェックをされるとのことだった。どこまでも“情熱あふれる人の力になりたい”という熱意には心を動かされる。

現在の経営者はもとより未来の経営者にも寄り添う姿からは、彼がCredo(企業経営における基本指針)として掲げる11文字で表現された「WORLD CHANGE」の魂を感じずにはいられない。

W: World is yours     地球まるごと自分ごと

O:  One on one        最強の信頼は「サシ」から生まれる

R:  Result first          結果最重視

L: Like a child          子供の心を忘れるな

D: Drive with big power  大いなる影響力で周囲をひきずり回せ

C: Commit or die        本気でやるか 今ここで去れ

H: Huge challenge       リスクをとって でかいことをしよう

A: Always full brain      常に頭はフル回転

N:  Nonstop & limitless  絶対に止まるな、限界なんてない

G:  Give the value    全力で価値を提供する

E:  Expand the movement 感動の炎を広げ続けろ

                                                    モンド・ディマリ株式会社

                           Zero One 事業紹介冊子より

 

一人の“四格”を備えた企業経営アドバイザーが、大きな夢を持った企業経営者の成功に貢献し、多くの若者に大きな影響力を持って成功に導く姿をこれからも応援していきたい。

一般社団法人日本金融人材育成協会理事

飯田 勝之

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